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2011年1月25日 |
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昭和シェル 40年余りの紛争にケリ
関西生コン 5カ月のストが収束 |
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闘いが実を結ぶ
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昭和シェル
全石油昭和シェル労働組合(瀧秀樹委員長)は10年12月28日、40年に及ぶ労使の闘い、男女賃金昇格差別事件などすべての争いに関して一括解決協定に調印したと発表した(本紙2010年6月1日号既報)。
それに伴い組合見解を発表し、社内外で支援した仲間たちに感謝の意を明らかにした。見解では、「過去の厳しい労使対立の局面で、精神的に傷ついた組合員の気持ちが、今回の和解合意内容で直ちにすべて氷解するわけではありません。しかし今回の解決が、私たちにとっても概ね納得のいく内容である、新しい建設的な労使関係への一歩であるととらえられる」と大局的見地からの和解としている。
この間、中労委、都労委宛の要請署名についても、現在(12月28日)、290団体・7011名にのぼり、闘いの勝利的和解が、多くの労働組合、支援者のたまものであることは明らか。
一括解決にあたっての組合見解は http://homepage3.nifty.com/showashelllaborunion/
同労組は今後とも働く者の権利確立、反戦・反核、平和の実現、沖縄の願いの実現に向け共に闘う決意を明らかにしている。
関西生コン
連帯労組関西地区生コン支部等が10年7月2日から続けていた長期ストライキは11月17日、集団交渉で組合が要求していた生コン適正価格の収受や、その他の要求事項についても小委員会を設置して11月中に詳細決定することで合意し、ストライキの収束を決めた。
その後、各関連業界の10春闘合意・妥結を受けて解除された。労組側は経営者側に対して、ゼネコンに生コンを卸す買い付け側に生コンを値上げさせ、賃上げの原資を確保するよう要求し、工場労働者、生コンを運搬するミキサー車の運転手など関係4労組約3500人がストに入り、大阪府を中心に約100カ所の工場で操業が停止された。
この闘いに関しては本山美彦(変革のアソシエ共同代表)、矢山有作(元衆院議員)、尾形憲(法政大学名誉教授)、安次富浩(名護・ヘリ基地反対協共同代表)ら各氏が支援のための緊急アピールを発表していた(本紙10年9月7日号既報)。
これほど大規模かつ長期のストライキは関西生コン業界初。連帯労組はこの産業別統一闘争の重要性を訴え、一部地域の闘いにとどめず、全国産別統一闘争へ押し上げるよう奮闘するとしている。
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