トップ
 新社会党
2011年4月5日

    全労協・11春闘西日本討論集会
    組合作って良かった
    日航CCUと連帯を確認



西日本各地から100人の労働組合員が参加した
全労協春闘討論集会
 全労協主催の2011春闘西日本討論集会が2月26、27日、徳島市で開催された。集会は北野静雄徳島全労協議長の開会挨拶に続いて渡辺啓二全労協幹事が「@月額一律1万7000円、時給100円の賃上げ実現、A時給1200円、月額17万円、年収200万円の最低賃金制度の確立など」の全労協春闘方針を提起した。

  その後、争議組合に連帯し、学ぶという討論集会の主旨に沿って全体で9組合が闘争報告をおこなった。

 2日目は、在間秀和弁護士の記念講演「雇用形態の多様化と労働法の改正」を受け、討論を行った。

 
東横イン労組(大阪) 就職一年以内の退職が多い。人手不足から25時間勤務になることもしばしばある。いつか過労死になると心配している。部屋を売るノルマや残業不払い、深夜の一人業務も怖い。
 労働組合をつくって良かった。深夜2時から5時までフロント休止や業務改善など少し改善された。『一生懸命仕事して、一所懸命ものをいっていきたい』

 
日航CCU (東京) 昨年1年で2000名が退職した。会社は希望退職目標を達成しているのに退職募集を続けている。一人を一人(半人前とか)と数えない欺瞞だらけの基準だ。退職面談でも一人30分なのに、組合員は5分で終わり。会社はこれを機会に組合をつぶすつもりだと私たちはみている。
 経営破綻の原因は経営陣の怠慢、放漫経営、政治路線にありその責任は経営者にある。それを労働者に責任転嫁している。その結果、労働者と空の安全が犠牲にされている。
 国民支援共闘会議が結成され運動は広がりつつあるが世論にはまだまだ。支援をよろしくお願いします。

 
全港湾丸久分会(愛媛) 11年間働いてきた。昨年8月トラック転倒事故を起こし、12月1日に会社から2度目の解雇を受けた。理由は事故が多く、運転手として不適格という。しかし11年も働いてきたし、それも月650時間(ただ働き300時間)も働いてきた。
 労組は事故の原因は過重労働と確信し、解雇は労組敵視とその他の社員との著しい差別扱いとして提訴した。

       ◇

 このほか国労闘争団、昭和シェル石油労組、教育合同大阪夕陽丘学園労組、四国電通合同労組、郵政労働者ユニオン等から闘いの現状が報告された。

 闘争報告については、1日目の懇親会での交流を通じて「徳島の東横イン労組を激励して帰ろう」とか「日航CCU支援共闘を四国レベルでもつくるべきだ」など、その内容がとくに深められ具体化されたようだ。

 このように今回の討論集会は、参加者に大きな勇気と元気を与えるものとなった。そして闘う仲間としての強い連帯感を感じるものとなった。(徳島)



事業内容のページへ 事業内容のページへ 詳細のページへ 受講申込みのページへ