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2011年6月7日 |
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石綿対策全国連絡会議 |
大震災とアスベスト処理
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闘いを報告する泉南アスベスト国家賠償請求原告団 |
第23回石綿対策全国連絡会議と「東日本大震災とアスベスト」報告・討論会が5月21日、東京・水道橋の全水道会館で開かれた。当初3月18日に、石綿救済法の改正対策抜本見直しを求める大集会、翌日に総会の予定だったが3月11日の東日本大震災により大集会は中止、総会は延期されていた。
冒頭、患者と家族の会の古川和子さんは、「みんなでがんばってアスベストの危険性を訴えてきたからこそ被災地を訪れた天皇・皇后から、アスベストなど危険なものに注意してくださいという言葉が聞かれ、アスベストが認識されてきた」と話した。
石綿救済法の抜本見直しは泉南、建設の国家賠償請求訴訟等の進行にかかっており、今は最低限、申請する権利を奪わないよう申請の時効を延期することなどを担当国会議員へ要請中である。
大震災報告は生々しい現地の映像を見ながら津波の破壊力の大きさ、瓦礫分別処理の困難さが報告された。そのなかで防塵マスク配布作業はアスベストの危険性の宣伝効果もあり、大切な活動であった。
今回のアスベスト測定範囲内では、この地方の構築物からそう多くは検出されていないとのことである。アスベストは大量に地下の上水道、工業農業用水管、また電纜(電線の束)管に使用されており、巨大津波では埋設物も露出破壊され瓦礫やヘドロに含有、風化しないか心配されている。
アスベストも原発も世界をますます結びつけ、共同対応の必要性を感じた。(埼玉・村上)
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