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2011年10月4日 |
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第23回全労協定期全国大会 |
人間らしい労働と生活のために闘う
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全労協は、9月25〜26日の2日間、静岡県熱海市内で、第23回定期全国大会を開催した(写真)。
冒頭、金沢壽議長は「3・11地震と津波による壊滅的な打撃にたいし、全労協の仲間たちは復興と支援に努力している。災害を増幅させた福島原発のメルトダウンは、現地の生活を破壊し放射能を全国へ世界へと拡散させている。国と東電のエネルギー政策の誤りの結果だ。原発の2次・3次の下請け労働者が大勢被曝させられていることを許してはならない。6万人が集まった反原発のうねりを継続させ脱原発を勝ち取ろう。
全労協とともにあった国鉄闘争は、雇用について不満は残るものの和解が成立した、国家的不当労働行為と闘った仲間と支援者を称える。この闘争では連帯する多くの仲間と組織が広がった、ここに日本労働運動の再生の芽がある。安全より収益を求めるあまり、JR福知山線の事故が起こった。国鉄闘争の教訓と、つちかった組織を日航の闘争に引き継いでいこう。
民主党野田政権は、国民の生活や労働者の実情に目を向ける余裕もなく、日本の将来のビジョンももてず、大連合の翼賛政治を模索している。若者の労働環境をなんとしても改善しなければならない」などと挨拶した。
来賓の社民党福島瑞穂党首と新社会党宮川敏一労働運動委員長からは、連帯と激励の挨拶を受け、JAL原告団からは闘争の報告と支援要請が行われた。
中岡基明事務局長は、「震災復興を全力で支援し、農・漁民と連携した労働者の生活再建を実現する闘い」を中心に「すべての労働者が人間らしい労働と生活を享受できる社会の実現を求めて闘う」として「セーフティネットの充実」「護憲と平和」「全力で組織強化」など6点の「闘いの基調」、および運動方針などを提案した。
討論では、東北全労協の仲間の復興に向けた取り組みや要請、そして、国鉄闘争の今後の課題の提起や、昭和シェル労組、光輪モータース労組の闘いなど、両者の長期にわたり困難を乗り越えて勝ち取った勝利的解決の報告は、参加者に大きな勇気を与えた。
大会は、最後に議長はじめ三役の再任を含め新役員を選出して終了した。(N関労発)
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