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 新社会党
2011年12月20日

   JAL165名不当解雇撤回 
    モノ言う労働者は自ら闘う



戻ろう!あの空へ≠合言葉に決意表明する原告団
 JAL165名の不当解雇撤回を目指す裁判の結審を控え、東京都内で12月6日、JAL不当解雇撤回国民共闘の主催で総決起集会が600人超の参加で開かれた。

 集会では、全労連の大黒作治議長が主催者を代表して挨拶し、裁判の経過報告を今村幸次郎弁護士が「裁判の争点を整理解雇4要件に照らして許されるかということだが、4要件すべて満たされていないことは明らか」と論証した。そしてJAL経営の放漫・乱脈ぶりや航空行政の誤りを糾弾した。

 続いて、パイロット、キャビンクルーによる「裁判と現場報告」が寸劇によって発表された。

 寸劇で演じられた出発前のブリーフィングでは、「安全は1兆円の内部留保ができてから」「機内販売の時間を確保するため、ギリギリまでベルトサインを出さない」「ガソリン節約のため台風に突っこむ」などの考えられないセリフが飛び出していた。

 次に、支える会事務局長の柚木康子さんは「モノ言う労働者をつぶすのは長く続けた国鉄闘争と共通だ。雇用保険が切れた後の原告が笑顔で続けられるよう財政的に支援するのが支える会。協力を求める」と語った。

 決意表明は、内田妙子客室原告団長、山口宏弥乗員原告団長が述べた。内田さんは名古屋のILO国際会議からかけつけ、支援の輪が拡がっていることを報告した。最後に全労協議長の金澤壽さんが閉会の挨拶をした。

 提起された当面の行動は、@公正な判決を求める署名活動、A支える会の会員拡大、B本社前宣伝行動、C結審の傍聴、12月19日乗員裁判、同21日客室裁判など。



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