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2013.3.05
強制、ええんかい!!
日の丸・君が代反対 大阪で教育全国集会 



 広範な声をつなぎ広げよう


 2月11日、大阪で「日の丸・君が代」強制ええんかい!「競争」「強制」の教育でええんかい!私たちは黙らない!2・11全国集会が開かれた。




子ども・保護者・教職員・市民一体となって行われたデモ行進=2月11日、大阪市 
 近畿圏だけでなく、北海道、東北、関東、東海、九州、などから参加、文字通り全国集会となった。大阪も「日の丸・君が代」強制に反対する人々や、幅広く橋下・維新の会の政策に危機感を感じている人々が参加。
 集会には、予想を超えて650名以上が集まり、用意されていた資料が不足するうれしい悲鳴に、今後の幅広い連携と運動の拡大を確認し合った。

 集会は開会宣言の後、2月11日「建国記念の日」に開かれた背景を実行委員会の黒田伊彦代表が、「天皇を元首として戴き『和』を国是とする安倍国体論をただす」として、天皇の元首化と愛国心教育に触れ、建国記念の日反対を訴えた。
 基調報告の後、作家の田中伸尚さんが「絶望するにはすてきな人が多すぎる」と題して記念講演を行った。

 自分たちの関わる教育の場で発言する自由・権利を奪われ、国と企業のためにのみ「教える」ことを強制されようとしている教職員。それに、国と企業のためだけに生きろという洗脳教育の下に縛りつけられ、競争にかりたてられ、切り捨てられようとしている子どもを持つ保護者。
 そして、教育の主体であるべき子どもたち自身と、そして、社会のあり方を決めるともいえる教育を全面的に支配しようとする動きに生きる権利の否定・戦争体制づくりへの危機を感じている労働者や市民とが力を合わせて闘うことを誓った。
 まさに、問われているのは、学校・教育の場における民主主義。教育の現場で、子ども・保護者・教職員が意見を交流し、自分たちにとって必要な教育をともに創造していくことだ。
 今回、開催地となった、大阪でも、橋下・維新の教育支配、その他の強権的な施策に対して、抗議の声が湧き起こってきている。「君が代」不起立処分反対・撤回をはじめ、橋下・維新、安倍政権への異議申し立ての広範な声をつなぎ合わせ、拡大し、理不尽な教育支配を打ち破るために全力を尽くすことを宣言し、「日の丸・君が代」強制と「競争」「強制」の教育に反対する共同の取り組みを広げ、全国的ネットワークをめざすことになった。


 前日の全国交流集会からの連日の長時間の集会にもかかわらず、参加者は、集会後、会場からなんばまで力強くデモ行進した。(大阪発)


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