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2017.04.11
徳島で春闘講座
生活を守る労働組合


                  
 「2017春闘講座」が徳島県内3会場(徳島、三好、美馬)で2月に開かれ、全体で130名の仲間が参加し、春闘をたたかう意欲を高めた。 美馬地区では、講演は「善通寺市臨時職員の団体交渉権廃止反対のたたかい」というテーマで小野賢治自治労香川県本部書記長から「善通寺臨時職員の労組結成や市当局による組合つぶし、団体交渉権廃止反対の闘いについて」報告を受けた。
 小野書記長は「自治体の非正規労働者(臨時職員)は、非常に不安定で、地方公務員法3条3項による雇用(1年更新可能、特別職)、17条による雇用(1年雇用で反復雇用ダメ)、22条による雇用(半年雇用で反復雇用ダメ)の3種類がある。臨時職員がいなければ仕事は回らない。しかし正規労働者とは賃金、ボーナス、休暇など労働条件に格段の差がある。
 善通寺においては、保育所の臨時保母さんがこうした実態を変えるために2006年7月、一年越しの話し合いの結果、労働組合を結成。団体交渉を重ね、保育所の民営化を阻止したり、昇給票を確立したり給食センターの臨時職員労組を結成するなどの成果を上げてきた。
 そして労組は、不当労働行為(組合つぶし、団交拒否)救済命令を求めて香川県労委に市当局を訴えたが、労使いたみわけに終わった。
 現在、労働組合は、自治体労働者の不安定雇用を改善すべくたたかいを継続しています。労働組合がなければ生活は守れません」と非正規労働者のたたかいと組織化の必要性、そして、労働組合の任務をわかりやすく丁寧に説明してくれました。
(徳島『春闘NOW』no7より)

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