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変えるな憲法9条!戦争より平和、戦争より暮らし
参院選公示にあたって訴えます
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2007年7月3日
新社会党中央本部 |
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参院選が7月12日公示、29日投票でスタートします。異例の国会会期延長で多くの悪法の成立を強行し、国民の暮らしと諸権利を総破壊しながら戦争のできる国づくりをしゃにむに進める安倍内閣を打倒しなければなりません。同時に、改憲志向と新自由主義構造改革を自民党と共有する民主党に期待することも誤りです。問われているのは、平和・民主主義、暮らしと諸権利擁護をめざす護憲の対抗軸の確立です。保守二党体制にノー!護憲勢力の大結集を!
これが参院選の真の争点です。
戦争のできる国づくり 悪法のオンパレードに反撃を
教育基本法改悪と教育三法、イラク特措法の延長と米軍再編促進特措法そして改憲手続き法。少年法と放送法の各「改正」、政治資金規正法「改正」、社会保険庁改革法、公務員制度「改正」など悪法のラッシュです。また、集団的自衛権行使の容認に向けて検討に着手し、海外派兵のための恒久法も準備を進めています。
9条、25条の放棄を許すな
こうした安倍内閣の政策の基調は戦争のできる国づくりです。それは、社会保障制度の解体、増税、教育の国家統制、言論・表現の自由規制、「治安」対策の強化、労働者の権利総破壊と一体的な関係にあります。安倍首相が主張する「戦後レジームからの脱却」とは、再び国家が国民生活と権利を拘束する「戦前レジーム」の復活を図ろうとするものです。
「宙に浮いた年金受給権」問題で問われているのは、歴代社保庁長官・大臣の責任を明確にし、徹底的な検証作業を通じて国民の年金受給権を完全に保障すること、また、保険料の長期納入要件や本人申請主義などの問題点を是正・改善すること、さらに誰もが安心して暮らせる年金制度を目指して抜本的改善策を確立することです。
格差拡大・ワーキングプアにストップを!
大企業が3月期決算で29兆円の経常利益を上げたというのに、1,700万人に達した非正規労働者の多くは、夏季一時金もなく、年収150万円の層が増加しています。自殺者は毎年3万人を超え、精神障害の労働災害認定が過去最多(205人)になりました。それなのに、労働者保護法制の抜本的見直しをすすめようとしています。6月から定率減税廃止の影響を受けて住民税が大幅にアップしました。消費税率の大幅アップを含む税制改革論議が本格化します。低賃金、無権利労働、増税の動きにストップをかける闘いに全力をあげなければなりません。
9条ネット公認候補・栗原きみ子は主張します
1. 9条は世界の宝です。平和と人権、暮らしの原則である憲法の改悪を阻止しましょ□□う。
2. 権利としての年金受給権を完全に保障する体制と共に、軍事費の削減や不公平税□制の是正と、年金への国庫助成の大幅増額によって、安心して暮らせる税方式基礎□年金制度を確立します。
3. 競争原理とエリートづくりの教育「改革」をやめ、25人学級の実現や正規任用教職□員の増員によって、全ての子どもたちの学ぶ権利を保障します。
4. 医療制度や介護保険制度の改悪を止め、高齢者が誇りを持って老後を過ごせるよ□うに、社会保障システムとしての医療・介護制度の改善をすすめます。
5. 大企業と金持優遇の税制を改め、消費税率の引き上げをやめさせます。
6. 働くものの労働基本権の確立をはかるとともに、労働者保護法制の改悪を阻止し、□同一労働同一賃金、全国最低賃金制度の確立をはかります。
7. 朝鮮半島や東北アジアの非核化を実現し、グローバルな核廃絶運動へと発展させ、□核のない世界をめざします。 |

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