イスラエルは即時停戦し、ガザから撤退せよ!


2009年1月9日
新社会党中央本部


 12月27日の空爆開始から2週間たった現在も、イスラエルは空軍の航空機、ヘリコプター、無人航空機を加え、世界の世論を無視してガザ地区住民を攻撃している

 しかも、国連やその他の機関が停戦の努力をしている最中に地上戦を開始し、人道団体のガザ入りさえ阻止している。2月に予定された同国総選挙を見すえてのパレスチナ人の虐殺、国家テロであり即時停止すべきである。

 今回の攻撃は学校、病院、モスク、民家などを標的に無差別に行われ、2週間で700名以上の死者を出し、そのうちこどもが200人を超え、3000人以上の負傷者を出している。ガザ地区住民の食糧・水・薬品の不足、電力・燃料供給は危機的状態にある。

 1月8日、国連安保理で即時かつ持続的停戦を求める決議が14カ国の支持で採択されたが、米国のみが棄権した。イスラエルは建国以来、国連決議、国際法を無視し、処罰されないまま60年を経過し、この間パレスチナ人は迫害され続けてきている。

 新社会党は、今回の攻撃が米国の了解と日本を含めた先進諸国政府の暗黙の支持によって行われていることを強く非難するとともに、イスラエルの即時停戦と兵力の撤退、同時にガザの封鎖解除を求める。

 そして、パレスチナ問題は軍事的に解決することはできないこと、国連決議に基づいたパレスチナ独立国家の樹立こそが解決のへ道であることを再確認する。