今次総選挙と東京都知事選挙は、人間らしく生き、働くことができるか否かを左右するものである。人々は、原発事故による生活・健康破壊、子どもにもひろがる格差と貧困、生活保護の切り捨て、雇用の不安、米軍基地とオスプレイの危険、消費税増税への不安等で窒息しそうな状態にある。
しかし政治は何一つ解決しない。民自公馴れ合いで消費税増税、原発再稼動容認を強行し、民自公の枠組みを維持しつつ解散に踏み切った。選挙後も、自民党が主導する事実上の大連立で、この間の馴れ合い悪政を継承・推進しようというのだ。
人々の、こうした「2大政党」体制への鬱屈した怒りは、右翼「第3極」を生み出した。彼らは一定の政治勢力となるだろう。そして自民党を右から突き上げ、民主党を分解させていく。その先には憲法改悪と暗黒の社会が待ち構える。
人々の期待に応える政治勢力を力を合わせて早急に作り出さねばならない。求められるのは確かな希望、共同の生む勇気である。
私たちは6月に社会民主党と「新自由主義に明確な対抗軸を掲げ…諸勢力の結集と共闘で衆院選・参院選をたたかう」という選挙協力協定を締結した。今次総選挙では、この協定を実りあるものとし、推薦した社民党候補をはじめ、護憲、脱原発、脱格差・貧困の候補を国会に送るため全力をあげる。
東京では、30数年ぶりですべての良心が心から応援できる都知事候補が起った。宇都宮けんじさんの勇気に触れて、東京は今奮い立っている。必勝を期す。
そして暗黒政治を阻み、一人一人の声が政治を動かす道を切り開こう。
全党員・支持者の皆さんの奮起を!
以上
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