オール護憲
共同の鳥越俊太郎東京都知事候補の当選に全力を挙げる

2016年07月14日
新社会党中央本部
新社会党東京都本部


 

 舛添要一氏の東京都知事辞任に伴う、都知事選挙が7月31日投票へ、14日告示された。地方自治体の首長を決める選挙ではあるが、日本の首都の選挙結果が内外へ及ぼす影響を考えれば、極めて重要な選挙である。また先の参議院選挙では改憲議席が3分の2を超えた直後の首都東京の政治戦であり、東京の有権者にとどまらず、格差と貧困、戦争に反対するすべての人々の選挙決戦でもある。


 先の参議院選挙では自公をはじめとする改憲勢力が伸長し、安倍首相は信任を得たかのような振る舞い、改憲を政治日程に入れた。だが、32の一人選挙区では東北5県をはじめ沖縄など全国11選挙区で野党共同候補が激戦を制して、勝利した。東北ではTPP問題、沖縄では辺野古基地建設問題、福島では原発問題など、争点が明確な地域ほど自公などを押し返し勝利した。また、格差と貧困、戦争に反対する全野党が候補者を1本化し、共同候補・共同選挙を闘ったことは、自公暴走政権に対する私たちの大きな教訓として、今後の闘いに生かさなければならない。


 本日、東京都知事選が告示され、野党共同候補として鳥越俊太郎氏が立候補した。鳥越氏は参議院選挙の結果に対し、生活と平和の危機が進行し、憲法改悪が政治日程にのぼった日本の政治に対し、深い憂慮を感じ立候補を決意したと表明している。都知事候補・鳥越俊太郎氏に改めて敬意を表するとともに、この闘いが、格差と貧困、戦争に反対する全野党、市民、労働者の総力戦として闘うことを大歓迎する。


 また、都知事候補として立候補を準備していた元日弁連会長の宇都宮健児氏が、野党共同候補の必勝に向け立候補を取り下げたことに対し、その重い決断に心から敬意を表するものである。
 新社会党は、この都知事選で鳥越俊太郎氏が勝利するために全力を傾注する。

                        

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