私たちは10月3日の立憲民主党の結党を歓迎する。
　｢希望の党｣に民進党が雪崩うって吸収されそうになった時、保守2大政党に国会が制圧され改憲が一気に迫るという危機感におおわれた。地域から懸命に積み上げてきた野党共闘も無惨に崩壊するかに見えた。
　しかし私たちは市民とともに、兵庫9区のきくち憲之予定候補を含め、各地で奮闘している共同候補勝利態勢を再構築し、社民党と共産党は共闘を成立させた。
　一方、｢希望の党｣は、憲法と安全保障などで｢踏み絵｣を突き付け、小池代表は｢排除｣を公言した。結果、民進党公認予定候補の半数近くが｢希望の党｣の候補者リストから排除された。
　戦争法や共謀罪、9条改憲に反対し市民の先頭で闘い、野党共闘の形成に努めてきた民進党の人たちが、己の政治信念を貫こうとするなら、｢希望の党｣に与することはできないのは当然である。立憲主義を守る人たちの決断は、多くの人びとに勇気を与えた。
　わたしたちは、緊急事態だからこそ、立憲民主党、社民党、共産党が知恵を絞り、選挙区での候補一本化はもとより、ブロック比例でも出来るかぎりの協力を実現するよう、切望する。
　そして改憲2大政党体制を阻むため、リベラル・護憲勢力の拡大に総力をあげることを呼びかける。　

以上