任期満了に伴う福島県鏡石町会議員選挙(定数12)は8月30日告示、9月4日投票で行われる。同町議選は本来、4月24日投票で行われる予定だったが、3月11日に起きた東日本大震災のため特例として延期されていた。県議選は未定。
新社会党は、現職で連続7期目をめざす円谷ひろしさん(68歳)を推薦し、当選を期している。鏡石町議選は今回から定数が2減となり、十数人が立候補の見込み。当選ラインは立候補者数、投票率によるが500票程度とみられる。
前回は無投票だったが、今回は説明会に20人が訪れるなど一転して激戦の様相。円谷さん自身、震災で自宅が大規模半壊するなど鏡石の人々は大きな被害を受けており、震災からの復旧・復興と脱原発を柱に据えた訴えを続けている。
また、引退・後継者のいない共産党を含む革新票をまとめて激戦を勝ち抜こうと全力を上げている。
国鉄労働者だった円谷さんは、中曽根民活による国鉄分割・民営の前段攻撃で1986年に解雇された。87年からは町議を務め、自治体民主化の闘いは、24年の国鉄闘争と軌を一にしている。
円谷ひろしさん 定数12人中、404票 9位当選。
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