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相沢一正さん |
日本で最初に東海第一原発(廃炉作業中)が稼働した茨城県東海村で、任期満了に伴う村会議員選挙(定数20)が1月17日告示、22日投票で行われる。新社会党は現職で3期目をめざす相沢一正さん(69歳)を推薦、全力をあげている。
相沢さんは、「住んでうれしい村づくり」を掲げ、菜の花を植えて花を観賞、油を利用して廃油を車の燃料に使う「菜の花会」の結成、全国一斉学力テストに反対するなど環境や教育に力を入れてきた。東海第二原発設置差し止め訴訟の原告団代表や、脱原発とうかい塾の世話人などを務め、村議会で脱原発を主張する唯一の議員としても活躍している。
また、福島原発事故で村上達也村長も脱原発の意向を強くするなか、東海第二原発廃炉の世論を大きくするため、「稼働中止と廃炉を求める実行委」の代表として署名活動、講演活動など精力的に活動している。
第二原発は東日本大震災で外部電力を失い、大事故寸前の事態に一時陥った。首都圏に近く、30キロ圏内に100万人を超える人口を抱え、周辺の地震エネルギーの増大と相まって、稼働33年を経過する老朽原発の危険性が指摘されている。