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2012.4.3
 1000万署名
許すな再稼働 


 
集会後パレードする左から鎌田慧さん、澤地久枝さん、落合恵子さん=2012年3月24日東京・日比谷 
 東京電力の柏崎刈羽原発6号機が定期検査入りした。

 これで東電全17基、全国53基が停止、残るは5月5日に定検入りする北海道電力泊原発3号機のみ、「原発ゼロ」の日が目前だ。この事態に政府・電力会社は夏場の電力供給不足などを理由に、再稼働へ踏み出した。その突破口が原発依存率の最も高い関西電力の大飯3、4号機。ストレステスト1次評価について、原子力安全委員会は安全・保安院の審査書を了承した。野田首相は3月中に関係閣僚会議を開き再稼働へ政治判断を行う。




 あと一人10筆を


 再稼働を許すな!作家の大江健三郎さんらが呼びかける「さようなら原発1000万人アクション」は3月24日、東京・日比谷野外音楽堂で集会を開き、6000人が「原発いらないいのちが大事」と訴えて都内をパレードした。



 1000万人アクション呼びかけ人の鎌田慧さんと澤地久枝さん、賛同人の辛淑玉さんがスピーチ、呼びかけ人の落合恵子さんが集会の「まとめ」の挨拶をした。


 鎌田さんは「署名は現在550万筆。再稼働を認めない、と電力会社と政府を追い詰めよう。さらに1人10筆を集めよう」と呼びかけた。


 澤地さんは「原発はいらない。先の世代に恐怖を押し付けて人生を退場するわけにはいきません。命はカネに代えられません」と語った。


 辛さんは「原発に反対するのは、貧しく声をあげられない所に持っていく、あの心根に差別があるからです。沖縄、水俣、部落も全く同じ構図。手を取り合い、命を奪われない社会をつくっていきたい」と訴えた。


 落合さんは「私たちは負けません。私たちは忘れません。私たちは決してだまされません。生きている間に答えを出しましょう」とまとめた。


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