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地元福井県をはじめ全国から2200人が大飯原発再稼働反対集会に参加した=6月17日、福井市中央公園 |
野田首相による関西電力大飯原発の再稼動決定に抗議する集会が6月17日、福井市中央公園で行われ、地元福井をはじめ関西、関東、福島などから2200人が参加し、集会後再稼働反対を訴えてデモをした。
主催者を代表して小浜・明通寺住職の中島哲演さん、1000万人アクション呼びかけ人の鎌田慧さん、元京大原子力研究所の小林圭二さんがあいさつ。また、全国からの参加者約80人が1分間アピールをし、最後に福島の「おんなたちの会」から脱原発が訴えられた。
アピールは歌あり、叫びあり、告知あり。いずれも、再稼働を強行する政府の不誠実さ、命を軽視する姿勢を追及し、闘いの継続を訴えた。
中島さんは、「原発の安全神話の崩壊は、1機目を福島浜通りに押し付けた時に始まっていた。若狭における原発40年の経験則から、同じ原因、同じ種類、同じ規模で起こした事故はない。核文明の生け贄にされたすべての命を深く悼み、この大きな輪を全世界に広げよう」と呼びかけた。
鎌田さんは、「今度の再稼働には根拠も正当性も、合理性もない。原発がなくてもやっていける事実を消すための証拠偽造だ。この犯罪行為は絶対許されない」と訴えた。
パレードは、「いのちが大事!ふくいでつながろう」の横断幕を先頭に県庁を周回した。 |