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2012.8.14
核のない世紀に
原水禁世界大会 

 
外国ゲストらを先頭に平和記念公園を出発する「折り鶴平和行進」=8月4日、広島市内
 「核も戦争もない平和な21世紀に!繰り返すな原発震災!めざそう脱原発社会!」をメーンスローガンに被爆67周年原水爆禁止世界大会は、7月28日の福島大会を皮切りに8月4日から6日の3日間に広島市で、7日から9日の3日間に長崎市で開かれた。


 広島大会は4日、全国各地から参加した子どもたちや労働者、市民による平和記念公園を出発する「折り鶴平和行進」でスタートした。

 広島県立総合体育館・大アリーナで連合、原水禁、核禁会議の3団体主催による「核兵器廃絶2012平和ヒロシマ大会」が開かれ、「折り鶴平和行進」の参加者はじめ約6500人が「核兵器廃絶・被爆者援護」の前進を確認した。


 3団体の「大会」で開会挨拶した核禁会議の加藤秀治郎議長は、「核兵器をなくすために引き続き運動を進めなくてはならない」と述べたが、福島原発事故を含め原発については昨年に続き言及しなかった。
 また、主催者挨拶に立った連合の古賀伸明会長は、「中長期的に原発への依存を軽減し、最終的に原子力に依存しない社会を実現しなくてはならない」と述べたが、「原発再稼働問題」については触れなかった。


 原水禁の川野浩一議長は6日に開かれた「まとめ集会」で挨拶し、「再生可能なエネルギーで脱原発社会を早急につくり上げなくてはならない」とし、「核兵器の廃絶、被爆者の援護では団結してきた3団体の足並みが揃っていない。連合は新たな原発建設は認めないとしているが、再稼働には反対してない。核禁会議は従前の方針を変えていない。核と人類は共存できないというスローガンを基調に、脱原発の方針を確立し、3団体の力強い取組みを期待したい」と述べた。

 また、5日には国際会議や分科会、フィールドワークなどで、学習と交流を深めた。
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