来夏の原発再稼働へ環境づくりが進むなか、首都圏反原発連合は11月11日、霞が関・国会周辺で｢原発やめろ｣などと抗議する｢１００万人大占拠｣行動を繰り広げ、延べ10万人が参加した。
抗議行動は首相官邸、外務省、経産省、文科省、厚労省や東電本社、Ｊパワー本社など９カ所で実施。当初、日比谷公園出発を予定していたが、東京都が不許可に。国会前での抗議に駆けつけた都知事選予定候補の宇都宮健児前日弁連会長は、｢全く不当。まず東京都から脱原発をめざす｣と激励した。
また、１０００万人アクション呼びかけ人の鎌田慧さん、タレントの湯川れい子さんらも連帯して訴えた。
再稼働阻止へネットワーク
原発の再稼働に反対する５団体が呼びかけた｢再稼働阻止全国ネットワーク｣の結成集会が11月10日、東京都内で開かれた。
ネットワークは大飯原発再稼働阻止の現地行動が始まり。そこから関西‐東京‐福島、伊方‐玄海‐志賀‐泊‐浜岡がつながり全国的連携が実現した。
｢近い将来に再稼働の嵐がやってくる｣。運動を｢再稼働阻止｣の一点にしぼり、原発現地と大都市圏の｢消費地元｣が共同の闘いを進める同時に、再稼働阻止と脱原発へ国政転換の運動を｢車の両輪｣と位置付ける。
ネットワークの事務所は｢たんぽぽ舎｣内。共同代表に福井県の住職中嶌哲演さん他５人、現地連絡に六ヶ所村の菊川慶子さんら14人を確認した。
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