護憲・脱原発など、いのちと暮らしが争点の総選挙が12月4日に公示され、多党乱立のなか、小選挙区300議席、比例180議席を1504人が争う激戦となった。新社会党は、選挙協力協定に基づき社民党を推薦・支持し、護憲勢力の前進に向けて闘っている。
近畿比例 服部良一さん奮戦
新社会党近畿ブロック協議会(山下けいき議長)が推薦する社民党近畿比例代表候補の服部良一候補(前)は公示日の午前9時から、大阪4区から立候補した社民党公認・井上ゆきひろ候補と大阪市北区の選挙事務所で合同の出発式を行い、支援者を前に出陣の挨拶を行った。
「自民でも、民主でも格差・貧困がさらに広がる。改憲の動きが一気に進む。脱原発も後戻りする。そうならないために、社民党がしっかり楔を打ち込んでいく。そのために12日間の戦いを全力で闘う」と決意をみなぎらせ、支援者から激励の拍手を浴びた。
出発式の後、近くの地下鉄駅前で第一声。天神橋商店街を井上候補とともに練り歩き、支持を訴えた。
松枝委員長の訴え
新社会党は残念ながら今次総選挙に独自候補を擁立できず、選挙協定を結んだ社民党を軸に護憲派の前進を目指すことになった。
公示直前に日本未来の党が、脱原発・反消費税・反TPPを軸に旗揚げした。それは、脱原発で一貫性がなく、石原前都知事と手を結び何でもありの維新の会、憲法改悪に前のめりになる安倍自民党など、右傾化の中、大きく盛り上がった脱原発の大衆運動を結集させる一つの動きである。
しかし、「貧困」「沖縄」が意図的に争点隠しされ、民主・自民・維新による劇場型選挙が演出されており、結果は予断を許さない。選挙後の闘いをにらんで、護憲派の前進を勝ち取ろう。
東京8区 山本太郎候補支援
脱原発運動を続けている俳優の山本太郎氏(38歳)が東京8区(杉並区)で立候補。同区は自民党の石原伸晃氏の選挙区。新社会党は「山本支持」を決めて応援している。
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