3月16日13時頃、沖縄・辺野古の浜のキャンプシュワブのフェンスに掲示していた横断幕5枚が米国海兵隊4人(内2名が小銃を所持する武装兵)によって剥ぎ取られ、フェンスの奥に没収されてしまいました。14日に剥がされたために、15日に張り出した8枚が夜の内に剥がされ、また今朝5枚を貼ったものがまたもや白昼堂々と剥がされ、武装兵が14時過ぎまで警備に当たっていました。
私たちが今回の異変に気づいたのは、12時59分でしたが、すでに剥がされていました。慌てて私はフェンスまで駆けつけて武装兵らを撮影しましたが、彼らはフェンスぎりぎりまで近づき、愛嬌を振りまいたり、タバコを差し出そうとしたりしましたが、こちらが怒っていることが分かると、フェンスに沿って歩き出し、写真に撮られにくいようにか移動を繰り返しました。
私が後方に下がると彼ら2名はフェンスの突端に身を置いたので、13時45分過ぎから、今度は私はフェンスの坂の上に上がって、彼らの振る舞いを撮影しました。そのうち、彼らも私の存在に気がつき、2名が銃をもって上がってきました。私は藪の中に下がり、フェンス越しに彼らを撮影しました。とうとうこの現場の意思表示が武装兵を登場させてまで、禁圧するところまで来たことに強い怒りを覚えます。米日政府は新基地建設を直ちに断念し、キャンプシュワブそのものを沖縄に返還すべきです。米兵は米本国に直ちに帰れ!
辺野古基地建設を止める力は、全国的な力なくしては止められません。私はおいでになる皆様にこう語っています。
「辺野古に拘っているのは、日本政府です。自衛隊を米軍と日常的に共同訓練させて、強い軍隊にしたいからです。中国との戦争に身構えたいのです。与那国から辺野古、辺野古から佐世保・岩国まで、もし有事となれば、全国の機動旅団が沖縄に押し寄せてきます」と。
言葉を換えてみれば、集団的自衛権の合憲化、武力行使、安全保障基本法、新日米ガイドラインの策定などは、すべて防衛計画大綱に書き込まれたことであり、もちろん、辺野古新基地建設もです。こうした流れを止めるためには、皆様の力なくしては止められないのです。
70年前の記憶をもう一度掘り起こすことです。アベノミクスならぬアベノウォーズを冷徹に見定め、許さないことです。私達の未来は私達一人ひとりが掴み取る以外に、可能性は残されていません。
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