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2015.03.24 
ボーリング調査を強行
必死の抗議
(フォトグラファー・山本英夫名護市在住)


 沖縄防衛局は去る1月15日から辺野古大浦湾の深い海域のボーリング調査の準備を進めてきたが、ついに3月12日からボーリング調査を再開した。今回の調査は深い部分9カ所に、追加した3カ所を合わせた計12カ所。国・防衛省は翁長雄志沖縄県知事の要請を100%無視し、安倍首相、菅官房長官、中谷防衛相等関係閣僚への面会要請を拒否したまま進めている。


 沖縄県は1月26日、埋め立て承認を第三者委員会で検討する結果が出るまで作業を中断するように要請した。その後も、国が先に投下したコンクリートブロックが、当時の仲井真弘多知事が昨夏許可した海域を大きく外れ、またアンカーとして通常想定しえない大きさ・重さのブロックを投下した結果、海底にあるサンゴ礁等の環境を破壊していると指摘した。このため、ブロックの移動や新規投下をやめるよう要請してきた。
 しかし、防衛省はこれを無視し、3月5日に新たなブロックを投下し、今回のボーリング調査の準備を進めてきた。他方、米軍は3月11日、県が「臨時立ち入り制限区域」内への立ち入り調査を求めた要請を不許可にした。
 こうした事態の中、国は現場の闘いを押さえ込もうと、沖縄総合事務局と共謀し、ゲート前のテント撤去をもくろんでいる。県警は道交法違反の警告を繰り返し、海上保安庁は市民の抗議行動を排除しようとがむしゃらであり、連日のようにケガ人等が出る始末だ。
 今沖縄の人々は、陸から海から不当極まりない国に抗議し、ボーリング調査を食い止めようと必死である。全国的な立ち上がりが求められているのだ。


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