統一自治体選挙後半戦の投開票が4月26、27日に行われ、新社会党は市町村区議選で74人を公認・推薦・支持し、55人が当選した。注目の新人は18人を擁立し、当選は8人にとどまった。今次自治体選の特徴は市長村長選を含めて候補者数が減少し、投票率が軒並み低調だったこと。それは「地方創生」が実はTPPなど地方破壊策に他ならず、また原発推進・戦争参加から憲法改定に進む安倍政治への不信の現れでもある。新社会党は別記の「声明」を出した。
熊本県本部荒尾総支部は、県議1、市議4名の候補を立てて闘い、県議は無投票当選、市議は新社会党公認4名全員の当選を勝ち取った。定数が22から18に削減、現職14、新人7、元職1名で争われた。
今回の市議選は、昨年12月の市長選で、現職が敗れ、新市長が誕生し、市議選にも大きく影響した。厳しい選挙戦であったが、前回落選した田中ひろはるさんは、5位当選で復活を果たした。
4名は、荒尾市を4分割して、完全地域割りで望んだ。厳しい選挙戦で全員当選は難しいと思われたが、地道な活動ですべりこんだ。結果は、田中浩治さんほか谷口繁治さん11位、木村誠一さん17位、坂東俊子さん18位であった。(荒尾発)
習志野市議選(定数30)で、2人の候補者を立てて闘い、多くの市民からの支援を受けて当選を勝ち取ることができた。9期目の宮内一夫さん(公認)と女性で新人の藤崎ちさこさん(推薦)は地域の区割りをして臨み、前回失った1議席を奪還することができた。
宮内さんは出身労組の支援、藤崎さんは県内6総支部が応援に入り、これまでにない市民の感触を得ることができた。当初は、地元からの支援者が居ないところから始まった選挙戦。本人の個々面接と駅頭宣伝を積み重ね、また積極的に地元の人たちと交流し、少しずつ候補者への信頼と知名度が広がった。
結果は、宮内さんと藤崎さんが12位と13位、喜びも一段と増した。(習志野発)
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