安倍政権が「テロ等準備罪」と言う「共謀罪」法案の概要が明らかになったなか、3月6日の昼から国会前では抗議行動と院内集会が開かれ、350人が超悪法の阻止へ全力を上げる決意を固めあった。「共謀罪NO!実行委員会」が主催し、「戦争させない、9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が協賛した。
抗議集会では、民進、共産、社民の3党国会議員から報告と決意が示され、続いて文化人や市民団体など6人が発言した。京都大学の高山佳奈子教授(刑法学)は刑法から見た共謀罪の様々な問題を指摘。評論家の佐高信氏は、「自民党に天罰を、公明党に仏罰を」と呼びかけた。 「共謀罪NO!実行委員会」の海渡雄一弁護士は、「テロ法案等」の名称立案者が法務省でなく官邸主導であることを指摘。また、民主法律家協会は、日本労働弁護団をはじめ6法律家団体が共謀罪に反対する連絡会を結成したことを報告した。
最後に神奈川の市民団体代表が報告と提起を行い、3月4日に新社会党はじめ5党に呼びかけて50団体400名が横浜市中心街で共謀罪反対のパレードを行ったこと、それぞれの地域で早急に反対運動を広げ、強める必要性を強調。共謀罪法阻止へ力強くシュプレヒコールを上げて院内集会に移った。
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