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  4. 2017.09.19
 
安倍改憲NO!
3000万署名スタート


 「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」のキックオフ集会が9月8日、東京・中野区内で開かれ、「3000万署名運動」がスタートした。会場の「なかのZERO」は1500人の参加者で満杯となり、場外参加者はモニターを見ながら参加した。


 集会は、これまでの「総がかり行動」を上回る規模の改憲反対運動をつくろうと、発起人210名、賛同人140名(8月31日時点)が呼びかけたもので、全国で3000万人を目標に改憲反対の署名運動を行うスタートの場となった。
 経過報告に続き7名の発起人、呼びかけ人がそれぞれの思いを込めて挨拶。発起人のルポライター鎌田慧さんは、60年安保の教訓を踏まえ、市民運動と労働運動を結合し、広範な改憲反対運動を展開しようと提起した。
 精神科医の香山リカさんは、財界、芸能界、スポーツ界など各界に安倍改憲に我慢できない人々が増える変化が生まれていると述べ、運動には広範な条件があると指摘した。
 また、日本体育大学教授の清水雅彦さんが講演し、安倍改憲問題の論点を提起した。
 清水さんは、憲法9条に新たに第3項として自衛隊を明記する提案は、日本会議常任理事で日本政策研究センター代表の伊藤哲夫氏が野党共闘の揺さぶりと分断を狙って提案したもの、9条に3項の「加憲」は「後方優先の原則」により9条の1項と2項は死文化すること、国民投票の2週間前まではメディアなどを使った宣伝が自由で、財界をバックにする改憲派に極めて有利な制度であり、改憲発議そのものをさせてはならないと注意を喚起した。
 最後に今後の行動提起があり、3000万署名の第一次集約は12月20日、第二次は来年4月25日、第三次は5月末とし、5月3日の「憲法記念日」までに達成すること。また、11月3日の「憲法公布」記念日には巨大な人波で国会を包囲しようと呼びかけた。
 新社会党も呼びかけに応え、全国で「3000万署名」を行うのをはじめ立憲野党の共闘の推進など多様な取組みを強める方針だ。


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