新社会党
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  4. 2017.10.03
 
〝共闘〟で9条改憲阻止
全区で統一候補めざせ


 総選挙の公示が迫っている。新社会党は兵庫9区のきくち憲之さんを野党共闘候補として必勝を期し、野党共闘を全選挙区で実現するため奮闘している。野党4党も候補者の一本化に動き出した。ここから「野党統一候補」と進むことが必要だ。そうでなければ国民は「野党の本気度」を疑うだろう。しかし、中央段階では予断を許さない。それなら地方主導で一本化調整や野党共闘を推し進めなければならない。新社会党は、「野党共闘」や「市民連合」の一員として野党共闘の実現をめざしている。野党統一で勝利するためには、広範な共同・共闘が必要不可欠だ。戦後最も悪質で危険な安倍自公政権を打倒し、9条改憲を阻止しよう。千葉県では全13選挙区で市民連合が結成され、9月23日には野党4党に「選挙協力の促進」を要請した。
 共産党の斉藤和子氏(比例復活)が重点の13区で予定、民進新人との調整が鍵だ。共産党県委員長は「13区で共産候補が統一候補になれば、他の選挙区の擁立取りやめも考える」と発言している。


 東京は25選挙区で、12区は北区と周辺区の1部。自公連合で元公明党代表の太田昭宏氏が出馬し、今回、小池新党は公明党に配慮して擁立しない。
 12区は共産党の重点選挙区で、民進党など他党は出さない見込みであり、野党候補は共産党の池内さおり氏(比例復活)に決まりそうだ。共産党は9月23日、志位和夫委員長の演説会を開き、新社会党と社民党の北区議が駆けつけ、自由党はメッセージを寄せた。
 社民党の服部良一元衆院議員は大阪3区を予定していたが、共産党の重点区になり、新社会党は9区への転区を要請、社民党も決断して9月から活動している。同区には自民、維新(比例復活)の現職に民進、共産の新人が予定している。
 野党共闘を求める市民の動きも活発で、有権者の過半数を占める茨木では「総がかり行動」が新社会党、共産党、民進党などによって取り組まれている。
 熊本県では区割り見直しで選挙区が5から4になった。現在は自民独占。昨年の参院選挙後、新社会、民進、共産、社民が合同会議を開き、共闘を追求する方向を確認した。
 民進党1、3、4区で、共産党が2、3、4区で、社民党が2区で擁立する方針だったが、今回の事態で9月21日、4野党代表者会議を開き、反自民の立場で候補者調整の努力を確認。調整が速やかに進み、翌22日には、1区民進、2区社民、3区共産、4区民進の1本化が決まった。


 社民党と自由党に「比例名簿」を要請


 新社会党は9月21日、社民党と自由党に対し、衆院選で比例名簿を形成するよう要請した。
 要請は、小選挙区については中央を含む様々なレベルで動きがあるものの、「ブロック比例については有力な選択肢が示されていない」として、「多くの有権者は、憲法、原発、沖縄辺野古新基地、消費税増税などの重要問題で大きな力を発揮できる新たな政治勢力の形成を切望している」と指摘。
 安倍政権の極めて危険な政治を打破するために比例でも可能な限りの共同の実現が必要として、「社会民主党と自由党が中軸となり、比例の共同名簿を示し、多くの市民の願いに応えられるよう」要請している。


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