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『豊かな自治』を訴え 首相官邸候補と対決 |
北海道知事選 石川さん勝利を |
統一自治体選から参院選への政治決戦は、3月21日の知事選告示でスタート、24日の政令市長選、29日の県議、政令市議選と続いて4月7日の前半戦の投票、一般市町村の首長、議員選挙は4月21日投票される。21日は衆院大阪12区と沖縄3区の補欠選挙も投票日だ。任期満了に加えて、大阪府と大阪市のクロス・ダブル選で11ある知事選は、北海道が市民と野党の共同候補と自公推薦の新人が真正面から対決する構図だ。北海道で野党統一候補の石川ともひろ元衆院議員(45歳)が勝利すれば、安倍政治終えんへの痛撃となる。
北海道知事選に立候補する市民と野党の統一候補・石川ともひろ候補(45歳=元衆院議員)は、「北海道独立宣言」で豊かな自治を実現しようと訴え、勝利を目指して全道を精力的に駆け回っている。
高橋はるみ知事の参院鞍替えで自公・首相官邸は、鈴木直道前夕張市長(37歳)を擁立するのに対し、市民と野党は政府・与党に真正面から戦いを挑む。同じ構図で、市民と野党が昨年9月の知事選で勝利を収めた沖縄県の玉城デニー知事が告示前日・20日に札幌市で開かれる総決起集会に駆けつけ、石川候補を応援する。
「北海道VS首相官邸」の闘いで、石川候補が勝利すれば、沖縄に続く安倍政権への痛撃となるだけに、市民と野党は告示前から総力戦に入っている。
石川さんが立候補に当たって、「国の言いなりでは、道民のいのちと暮らしを守れない」として表明した「豊かな自治の実現」の内容は、①憲法を生かした地方自治②JR路線存続③IR(カジノ)に頼らない観光振興④脱原発と再生可能エネルギーの普及⑤人口減少問題と北海道の特殊性を生かした産業振興⑥働きやすい職場環境づくりと格差解消⑦社会保障と教育・子育て支援などだ。
新社会党北海道本部(渋谷澄夫委員長)では、全国の党員・本紙読者に、「石川勝利へ北海道に住んでいる家族や親戚・知人友人に電話・はがき・親書・メールなどで、『北海道知事には石川ともひろさんを』と呼びかけてほしい」と訴えている。

いしかわ知裕
1973年、北海道足寄町生まれ。96年に早稲田大学商学部卒業後、国会議員秘書を経て07年、北海道11区で衆院議員に初当選。12年3選を果たすも13年に辞職。家族は、妻の石川香織衆院議員と2人の子ども。
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