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小手先の投票法改定案 |
-憲法審査会-動かすな!! |
首相の「違憲」こそ追及すべき
改憲のための国民投票に公選法並みの利便性を付加する法改定を行い、自衛隊を9条に明記するなど改憲4項目を憲法審査会に提示することを至上命題に強行突破を図ろうとする与党と、憲法審を開かせず、安倍改憲を阻止しようと闘う立憲野党・市民の激突が終盤国会で日に日に激しさを増している。
野党と市民が徹底抗戦
与党・自公が衆院憲法審査会を5月23日に開き、国民投票法改定案の審議・採決を強行しようとしたため、「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」などはこの日の昼、衆院第二議員会館前で緊急行動に取り組み、与党と闘う立憲野党を激励するとともに、憲法改悪に執念を燃やし続ける安倍晋三首相ら改憲派に怒りの声をぶつけた。
立憲野党の徹底抗戦でこの日の審査会は開かれなかったが、緊急行動には300人が参加、市民と野党の闘いが安倍9条改憲を許していないことを確認するとともに、参院選勝利へさらに結束した闘いを決意した。
主催者を代表して総がかり行動実行委共同代表の高田健さんは、「参院選で憲法を争点にしたいなどと総理・総裁が言っているときに憲法審査会など開けるはずがない」と安倍首相を厳しく批判。「参院選で私たちが3分の1を確保すれば改憲の企みは破綻する」と強調、「32の1人区での一本化は急速に進んでいるが、一本化した候補者を勝たせる闘いをやり抜かなくてはならない」と訴えた。
この後、衆院憲法審幹事オブザーバーの赤嶺政賢共産党衆院議員、参院憲法審委員で立憲民主党の小西洋之議員、社民党の福島瑞穂参院議員が挨拶。
赤嶺議員は、「改憲につながる場である憲法審は動かしてはならない」と述べ、小西議員は「安倍首相による憲法破壊が行われている今の状況下で、憲法改正の議論をすること自体がおかしい」と糾弾、「国会法が規定する憲法審の任務の一つは憲法違反の総合的な調査」と指摘、福島議員は「どんなことがあっても改憲発議はさせない。そのためにも投票法を改定させてはならない」と訴えた。
憲法審査会を開かせないための諸行動の提起が主催者からあり、参加者は「9条守れ!改憲反対!安倍政権の暴走止めよう!嘘つき内閣今すぐ退陣!みんなの力で政治を変えよう!」とコールした。
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