全力で闘い抜く
暮らしを壊す消費増税、自衛隊が米国の戦争に協力する、これだけは止めたい、必死の思いがかかった参院選は残り5日間。希望と安心を取り戻すために残された時間に全力を尽くそう。
老後に年金だけでは2千万円足りないというなら、国民の生活権に責任を
徳島・高知選挙の松本けんじ候補応援に駆けつけた新社会党の岡﨑宏美委員長は「若者の代表として国会に」と訴えた |
持つ政治を選挙で変えるしかない。安倍政権は野党と国民を愚弄している。国民はこれまで必死で努力し、助け合ってきた。今こそ公助、政府の出番ではないか。
安倍政権は年金では暮らせないということが分っていながら、マクロ経済スライドで月額6万5千円の基礎年金を4万5千円まで下げ続ける。巨大企業は法人税減税と、コストとみなす賃金や納入単価を切り下げて史上最大の利益を手にしている。消費税は法人税減税の財源で消える。
最初に国民の安心を支える社会保障や教育に予算を使うことが肝心だ。悪政を強行し続ける安倍政治を終わらせなくてはならない。国民の暮らしといのち、人の尊厳がかかった選挙だ。
現在、1人区で1票を争う接戦が繰り広げられている。勝つか負けるか、安倍政権も改憲をかけて必死だ。マスコミの調査では「改憲議席割れは微妙」という。前回勝ったというのは通用しない。複数区でも、野党候補者を1人でも多く当選させよう。
岡﨑委員長先頭に総力
参院選は早くも最終盤、新社会党は21日の投票へ1人区の野党統一候補や複数区の推薦・支持候補の勝利へ岡﨑宏美委員長を先頭に総力を上げている。
岡崎委員長は7月7日、JR徳島駅前で行われた徳島・高知選挙区の松本けんじ候補の野党合同演説会に駆けつけ、激励した。
総合選対の山本純本部長(市民連合・徳島)の司会で、立憲民主・今井雅人衆院議員、国民民主・原口一博国対委員長、共産党・穀田恵二国対委員長の後、岡﨑委員長は「今、生活で苦しめられている若者を代表する松本さんを、労働者、若者、生活者の代弁者として国会に押し上げてほしい」と呼び掛けた。
最後に松本候補は、「中学生に『年金がもらえるんでしょうか』と聞かれた。消費税を上げようとしているが、大企業や富裕層にきちんと課税をすれば、医療・介護・教育に回す財源はできる。一部の人だけが豊かになる社会の仕組みを変えよう」と力強く訴えた。 |