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  3. 2019.09.24
 
人類と共存できない
原発なくそう 
 東京で全国集会とデモ
 さようなら原発全国集会が9月16日、東京・代々木公園で8千人の参加で開かれた。集会では、3日後の判決を控える福島原発事故刑事訴訟支援団や被ばく労働訴訟団などの代表が報告した。

 松戸市に住む事故当時2歳と9歳の子どもを持つ母親は、水道水や母乳の放射性ヨウ素汚染の恐怖と、民間検査機関の立上げや東海第二原発運転差止め訴訟について、核兵器廃絶と平和な世界の実現をめざす核兵器廃絶高校生1万人署名実委代表は、国連に提出した署名が200万筆を超えたことを報告した。

 制服姿で壇上から訴えた高校生一万人署名の女子高校生は、「多くの人に訴えても理解が得られず、壁にぶつかることもあるが、核廃絶の重いが揺らぐことはない」と語り、大きな拍手が湧いていた。

 止めよう辺野古埋め立て国会包囲実行委員会も、あきらめない闘いを報告した。

 呼びかけ人のルポライター、鎌田慧さんは人間と原発は共存できない、毒ガスやアスベスト同様、原発は人間がやってはいけないことだと糾弾し、事故10年目となる1年半後は原発をなくそうと締めくくった。参加者は集会後、二手に分かれて都内をパレードした。