高浜原発から関電本店へ 8日包囲集会
高浜原発がある福井県高浜町を11月23日に出発し、大阪市中ノ島の関西電力本店まで200キロを「老朽原発うごかすな!」と訴えて繰り広げられているリレーデモは12月8日に到着し、関電本囲行動を行う。
老朽原発運転を認める声などほとんどないのに、関電は来年に運転開始45年超え、44年超え、43年超えになる老朽原発・高浜1、2号機、美浜3号機の再稼働を画策する。
これに対し、「原発うごかすな!実行委員会@関西・福井」などは、再稼働のたくらみを打ち砕こうと、10月1日から11月22日を「老朽原発うごかすな!キャンペーン」期間に設定し、①各地で大中小の集会、学習会、懇談会、デモなど、多様な催しを繰り広げる②若狭全域での大規模なチラシ配布と宣伝行動を行う③京都府、滋賀、福井、兵庫県内で老朽原発稼働反対を訴える④若狭、関西で比較的大きな集会を開く⑤名古屋地裁の老朽原発裁判をはじめ各地での原発裁判と連携するなどの行動を展開、リレーデモにつないできた。
東海第二再稼働反対 ~6万3328筆関電に提出~
稼働40年超の東海第二原発(日本原電)が過酷事故を起こせば首都圏3500万人に被害が及び、首都機能は壊滅するとして11月27日、とめよう!東海第二原発首都圏連絡会などは東京・上野の原電本店に6万3328人分の署名を提出するとともに、デモ、原電包囲行動を展開した。(「道しるべ」)
行動には東海第二原発のある茨城県などから250人が参加、原電はこれまで署名受け取りをかたくなに拒否していたが、この日初めて受け取った。
水戸市でも 集会とデモ
これに先立って「STOP!! 東海第二原発の再稼働 いばらき大集会」が11月16日、水戸市内で開かれ、700名が参加、デモ行進を行った。
集会では実行委員会代表の小川仙月さんが、「稼働から40年以上、稼働停止して12年。燃えやすいケーブルを6割も残す基準違反で合格させた。東日本大震災で被災し、点検しきれない多くの損傷箇所を残している老朽被災原発の再稼働を阻止しよう」と訴えた。
また、福島県浪江町の漁民・町議会議員の高野武さんや大熊町から新潟県に避難している大賀綾子さんが原発事故による被害の苦しみを切々と訴えた。 |