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火事場泥棒だ! ~憲法に非常事態条項!?~
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5.3記念日 国会前から発信
今年の憲法集会、「許すな!安倍改憲発議平和といのちと人権を!5・3憲法集会2020」は、新型コロナウイルス感染の拡大で中止になった。しかし、この状況下で改憲を口にする安倍政権に黙ってはいられないと同日、国会正門前からのアピールがインターネットのユーチューブで全国に発信された。
最初に司会の菱山南帆子さんが、「今日はコロナ禍の中で、国会正門前からのネット配信憲法集会となります。全国の皆さんと一緒に憲法を守る声を上げて行きましょう」と開会の口火を切った。
主催者を代表して総がかり行動実行委員会共同代表の高田健さんは、「安倍政権は、コロナ対策で東京五輪にこだわるなど多くの失政を重ねてきた。許しがたいのは、この期に及んでも憲法審査会を動かし、憲法改正をやろうとしていることだ。コロナ禍の下でそんなことは許されない。安倍政権を倒して、改憲阻止をみんなでやり遂げましょう」と呼びかけた。続いて3人が問題提起と闘いの展望を訴えた。
浅倉むつ子さん(早稲田大学名誉教授)は「歴史を見ると大災害のたびに差別的な事件が発生してきた。責任の所在が明らかになっているのに、国は責任を取らなかった。民主主義は政治の透明性が前提だ。安倍政権は7年間、国民に背を向けてきた。憲法は私たちの誇り、自信を持って憲法を守り抜きましょう」と訴えた。
稲正樹さん(憲法学者)は「憲法における政治は生命と暮らしを守ること。家にいろというなら補償をしろ。安倍首相は憲法に非常事態条項を入れろと言うが、正に不要不急、火事場泥棒そのものだ」と主張した。
ジャーナリストの堀潤さんは、「先行きの見通せない不満や不平が、〝強い指導者〟を望む声になっている。民主主義の反対語は沈黙。怖くて黙ってしまう。近くで声を上げる人に声をかけてください。それが民主主義の一歩」と声を上げた。
最後に集会宣言を菱山さんが読み上げ、「コロナが終息したら、この国会正門前から11月3日、大規模に反撃をする。自粛を要請しながら安倍政治の自粛は終わっていない。私たちは黙らない!反撃を開始しましょう」と力強く訴えた。
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