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 2014.02.25
辺野古白紙・普天間閉鎖へ
稲嶺市長が支援訴え


 沖縄等米軍基地問題議員懇談会(会長=近藤昭一衆院議員、24名)は2月13日、東京・永田町の参院議員会館で第一回の勉強会を開き、辺野古新基地建設問題を最大の争点に闘われた1月の名護市長選挙で反対を掲げて圧勝、再選を果たした稲嶺進市長が報告した。

 
 稲嶺市長は、「疲れを感じている暇も風邪をひいている暇も昼寝をしている暇もない。これからも120パーセントで頑張っていく」と辺野古基地阻止へ力強く決意を改めて表明し、支援を訴えた。
 また、「日本中、世界からの応援があるなら、私もまた前面に立って辺野古を白紙に戻す、普天間は即返還することを勝ち取っていく決意をしている。オール沖縄が崩れかけているというが、そうではなく、建白書も生きている、沖縄はまた一つにまとまれると思う。再構築のスタートが今回の市長選でありたい」と市長選勝利の意義を訴えた。
 勉強会は、議員懇事務局長の水岡俊一参院議員の司会で、近藤会長が「平和は平和的な方法でしかつくることはできない」と普天間基地の即時閉鎖・返還と辺野古基地阻止の決意を改めて表明する挨拶をした。
 その後、糸数慶子参院議員が名護市長選の結果を踏まえて自身と照屋寛徳衆院議員が提出した質問主意書に対する政府の回答、1月末の訪米について報告した。
 糸数議員はこの中で市長選に表れた名護市民・沖縄県民の「普天間即時閉鎖・返還と辺野古基地撤回」を求める民意に対する日米両政府の高圧的でニベもない回答と対応を厳しく批判した。
 また、糸数議員は、名護市長選の勝因について「市民がきちんと民主主義を守り、日本政府がどんなに札束を目の前にちらつかせてもなびかなかった成果だ。そして、市長の公約が、県民・市民を裏切らない素晴らしいものだったから」と述べ、さらに翁長雄志那覇市長が稲嶺圧勝について述べた「名護市民のみならず県民のマグマが爆発したという感じがする」という言葉を引いて、「この結果は安倍政権に沖縄の厳しい声を突きつけるもの」と強調した。
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