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 2014.08.19
原水禁広島大会3300人
核廃絶を誓う


 被爆69周年の原水禁広島大会は8月4日開幕し、参加者は折り鶴行進を行って平和公園からグリーンアリーナ(県立体育館)まで歩き抜け、開会集会に臨んだ。
 3300人が結集した開会式で川野浩一大会実行委員長(原水禁議長)が挨拶、4月の第2回NPT (核不拡散条約)再検討会議第2回準備会で80カ国の賛同を得て発表された共同声明に、日本政府が「いかなる状況下でも使用されないこと」との文言に異議を唱えて賛同しなかったことについて、「米国の核の傘から抜け切れない余りにも情けない話」と厳しく批判、「わが国は今こそ日本、韓国北朝鮮3カ国による非核地帯構想に取り組むべきだ」と訴えた。
 続いて被団協の池田精子さんによる訴え、高校生平和大使の中村祐理さんと片山実咲さんによるスピーチ、福島県平和フォーラム代表が福島の現実について報告した。
 藤本泰成大会事務局長(原水禁事務局長)による基調提案は、原水禁、連合、核禁会議3者による広島・長崎大会の共催が原子力政策の違いから見送られた経過にふれ、「来年のNPT再検討会議に向けては意見の相違を乗り越えて全国的な運動の展開を図っていく」と述べた。最後に海外代表の挨拶などが行われ、「原爆許すまじ」を全員で合唱した。

 
 大会のメーンスローガンの1つは「繰り返すな原発震災!めざそう!脱原発社会」で、川野実行委員長の挨拶や基調提案でふれられ、2日目の分科会(原子力)や広場(女性のひろば・上関原発を考える集会等)でも報告・討論されたが、脱原発は原水禁大会の最重要テーマであり、「連合との共同開催は大事だが、安易な妥協はすべきではない」という参加者の声も聞かれた。
 なお、新社会党広島県本部の党員が分科会や「女性のひろば」などで座長を務めたり、運営を担当。また、関連行事として行われた被団協の慰霊祭や民団の慰霊祭にも党として列席した。(広島・齋尾)
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