日本労働弁護団が主催して「安保法制と労働者・労働組合」と銘打った集会が5月24日、東京・連合会館で300人の労働者・市民が参加して開かれた。
冒頭、主催者を代表して労働弁護団元会長の宮里邦雄弁護士が挨拶し、平和フォーラムの福本真劫さんが60年安保闘争、15年の闘いを比べ、闘う主体に言及し、労働組合の奮起を要請した。
講演は東大名誉教授の田畑博邦氏の「戦争法と労働運動―安保法制と改憲へ?―」。
そして、寄せられた研究者からのメッセージの紹介、労働組合からの平和に対する取組みの報告があり、それぞれの思いを共有化し、集会アピールを採択し、棗一郎日本労働弁護団幹事長の挨拶で閉会した。
平和の維持に関する取組みについて、全国港湾、日本マスコミ文化情報労組会議(MIC )、全日建連帯労組、国労、航空連、医労連、神奈川高教組、全駐労、国公労連の各組合が報告した。
閉会の挨拶をした棗弁護士は、戦争政策遂行に不可欠の産業労働者・労働組合、研究者が結集して、安保法制を一致団結して廃止する決意を実現しようと結んだ。
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