東京都三鷹市議会は6月30日、「報道と表現の自由を守るための決議」を賛成17、反対10(自民クラブ)で可決した。
嶋ア英治議員提出の決議は、高市早苗総務相の「電波停止」発言や、政府が「政治的公平」の判断基準を変えようとしていることは、「放送局に対する威嚇や恫喝以外の何物でもなく、政権を批判する放送内容の制作・編集に対する強い萎縮効果を狙ってのもの」と指摘、「安倍政権は特定秘密保護怯と安全保障法を施行し、メディアヘの規制を強めている」と厳しく批判する。
決議はさらに「表現の自由は民主主義存立の基盤である。市民が、何が起きているか正確な事実を知ることができず、また正確な事実の報道と意見表明の自由がないところでは、民主主義政治は成り立たない」とし、「国会及び政府に対し報道と表現の自由を守るために報道の倫理規定を定めた放送法第4条を利用した報道機関への圧力や規制強化をやめることを強く求める」としている。
同市議会はこの日、「タックスヘイブンを許さない取組みの強化を求める決議」も、賛成17、反対10(自民クラブ)で可決した。
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