2018.06.12
|
|
横浜で『戦争の加害』パネル展 |
「記憶の継承を進める神奈川の会」の主催で「第3回『戦争の加害』パネル展―知ることで未来が見える」が4月26日から5月2日まで7日間、横浜市のかながわ県民センターで開かれ、延べ約1500名が入場した。 「戦争の加害」パネル展は・日本軍「慰安婦」とは、南京大虐殺とは、731部隊とは、毒ガス戦とは、重慶無差別爆撃とは、朝鮮・中国人強制連行とは、沖縄戦と棄民化された人々の記憶の展示と共に関連DVDを上映し、期間中3日間のミニ講演会も開かれた。来場者から寄せられた多くの感想・声のいくつかを紹介する。
加害の事実を知って
「大変勉強になりました。多くの日本人の方々に知っていただきたい貴重な内容であると思います。加害の事実を知り、反省・謝罪してこそ、真の意味での近隣諸国との友好や平和があると心から思います。益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。ありがとうございました」(50代男性)。
「これだけの資料!すばらしいです。この一部だけでも国民として共有できれば、アベ・アホ政権など支持できなくなりますね。今後のアジア諸国との友好のためにも不可欠な国民的認識だと思います」(60代男性)。
歴史を否定する人も
「まとまって一カ所で資料が展示されていたので短時間で様々な知識を入れることができた。今これらの歴史を否定する人がいるが、理解しがたい。今の日本を生きる日本人として、知っておかなければならない知識。
最近、第二次世界大戦の旧ソ連とナチスの戦い(ナチスがソ連に侵入してきたことによる)を調べているが、なぜナチスが広大なソ連大陸で負けたか、なぜ日本が広大な中国大陸で最終的に負けたか、負けた原因がよく似ていると感じる。
ナチスもウクライナで600以上の村を焼き払い村人を虐殺し、強姦し、旧日本軍と非常に似たことをやっている。ファシズムの考え方が、お互い影響をうけたのではないかと思う。
私の祖父が京大医学部卒で石井中将の10年後輩。大戦中は日本にいたが所属していた大学で医学研究をしていた。私は軍に協力して人体実験に類することをやっていたのではないかと疑いを持っている」(60代女性)。
「普段の自分では知ろうとも思わなかった事が知れて勉強になった。戦争はいつ起こりうるかもわからない。知人にも今日知った事を知ってもらいたいです」(40代男性)。
若い人に見てほしい
「毎年来ています。どの展示を見ても、いつも勉強になります。そして、怒りを覚えます。近年テレビなどで、『日本すごい』などと日本を称賛していますが、実はこうした闇の部分が、過去・現在においても存在することをみんなもっと知るべきです。過去に目をつぶる者は未来にも盲目です。
最近は政府による虚偽答弁、公文書改ざんを見るにつけ、やはり南京大虐殺や慰安婦の強制は、やはりあったのだろうと考えざるを得ません。特に若い人たちにこの展示を見てほしいと思いました。ぜひ来年も開催してください」(30代男性)。
「普段あまり取り上げることの少ない事象を詳細に取り上げていて、知らない事も多く勉強になった。もう少し映像などがわかりやすければと思った。若い世代は難しいにしても、僕ら世代の30~40代は日本が歩んできた道として、知っておくべきことだと思う。これからも続けていって下さい。(40代男性)。 |
|
|
|