新社会党
  1. トップ
  2. 週刊新社会
  3. 労働運動
  4. 2014.09.23
2014.9.23
メトロコマース支部裁判
非正規差別やめろ

  

 東京メトロの地下鉄駅売店で働く非正規労働者の女性たちでつくる全国一般東京東部労組メトロコマース支部が、正社員との差別をなくすため、賃金差額の支払いを求めて提訴している裁判の第3回口頭弁論が9月8日、東京地裁(吉田徹裁判長)で行われた。裁判後の報告集会で、須田光照東部労組書記長は次のように報告した。
 第2回口頭弁論で争点となったのは給与規定の開示だったが、この間、ようやく正社員の賃金体系について部分的に開示してきた。
 それらの資料によると、正社員には実務年数や人事考課で昇給していく職務給、年齢とともに月収が1000円ずつ上がる年齢給、資格・成果手当、住宅手当、家族手当などが支給されていることが明らかになった。
 団体交渉でも、この点を厳しく追及したが、会社側担当者は「正社員は長期雇用を前提にしているから」と主張、しかし実態は10年以上の長期にわたって反復更新している。正社員と同じ長期雇用≠サのものだ。これを差別と呼ばずに何と言えばよいのか。これらを分析して次回以降、全面展開していきたい。
 また、原告の後呂良子委員長は「最近、メトロで働く電車運転士が私の売店に激励に来てくれた。本当にうれしくて元気が出た」と話をした。
 集会には、労働契約法20条違反で非正規の待遇改善を追求して争う郵政産業労働者ユニオンの組合員多数がかけつけた。
 次回第4回裁判は、10月23日11時30分、東京地裁705号法廷



 この闘いは、ビデオプレス制作、東京東部労組協力でDVDで紹介されている。上映会が11月22日、東京・田町の交通会館で予定されている。『メトロレディーブルース』(13年7月制作・26分・ビデオプレス制作)、『続メトロレディーブルース』(14年7月制作・40分・ビデオプレス制作)。いずれも個人価格3000円、団体価格9000円(いずれも税別)。

 ↑上にもどる
一覧へ
TOPへ