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2017.08.22
労契法20条裁判―中央学院大学
支援の輪も広がる


 中央学院大学非常勤講師の小林勝さんの20条裁判第5回公判が8月10日、東京地裁で開かれた。
 裁判は、これまでの吉田徹裁判長から江原健志裁判長に交代し、裁判は、原告側の準備書面提出に伴う次回の弁論日を決めた。
 これまで被告からは常勤と非常勤とは、「仕事の内容、重さが違う」「20条適用を否定」など立場の違いに踏み込んだ準備書面の提出があり、これらの書面に対し反論準備を進めた。
 弁論後、別室で裁判長を交え、双方の聞き取りが行われた。前任の吉田裁判長が、「労使交渉で決めるのが最良」と和解の呼びかけをしたことを受け、後任の江原裁判長も双方から思いの聞き取りをした。
 裁判を終え、東京地裁と隣接する弁護士会館で報告会を開いた。加藤晋介弁護士はじめ、弁護団から裁判内容と今後の展開について報告を受けた。
 原告の小林勝さんの思いと、労働組合と学園との団体交渉について語られ、「仕事の内容を決定づける」重要な課題もあり、裁判と並行して、団体交渉を重視していると報告された。
 裁判の開廷前には、裁判所前の宣伝行動も取り組まれ、開廷の40分前からのチラシ配布には20人の支援者が駆けつけ、チラシも30分ほどで配布を終えた。
 法廷となった709号室の傍聴席は支援者で埋まり、裁判の重さを訴えることができた。
 次回の弁論は10月24日(火)11時(709号法廷)。


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