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2017.09.05
垣根を超えて労働者・市民が結集
労働弁護団が初の国会前行動


 秋の臨時国会で審議される安倍「働き方改革」(労働法制改悪)に反対する国会前行動が8月19日、衆議院第二議員会館前で行われた。
 今回の行動は「市民と労働者の共闘」として労働弁護団が初めて国会前行動を取り組んだ。
 主催者の労働弁護団を代表して、棗(なつめ)一郎弁護士は「政府は労基法改悪、裁量労働制、同一労働同一賃金などいくつもの法案を一括して審議しようとしている。悪い法律と、いい法律を混ぜるふざけたやり方。一括のやり方に反対し一つひとつ法案を分けて審議することを要求していこう」と訴えた。
 ブラック企業被害対策弁護団の市橋耕太弁護士は「ブラック企業の特徴は長時間労働と残業代の不払い。今回の労基法改悪はこれらを助長するブラック企業正当化法案だ」と批判した。
 全日建の小谷野毅書記長も、「トラック運転手はただでさえ長時間労働で殺されている。今回の法律でもっと殺す気か、ふざけるな! 国会ではストライキやトラックデモ、国会前座り込みでたたかう」と怒りの声をあげていた。
 また国会閉会中に駆けつけた、民進党の小川敏夫参院議員、初鹿明博衆院議員、共産党の山添拓参院議員からも闘う連帯の挨拶を受けた。自由党の小沢一郎代表、社民党の吉田忠智党首らもメッセージを寄せた。
 総がかり行動実行委員の菱山南帆子さんは、「きょうは福祉労働者として参加しました」と前置きして、シュプレヒコールをリードしていた。  集会の終わりと同時に大きな雷鳴がとどろき、あたかも安倍政権に終焉を告げるようであった。


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