18春闘で「大幅賃上げと暮らしと経済を再生しよう!」と東日本NTT関連合同労働組合(N関労)は3月13日、「一律4万円引き上げ、60歳超え社員の時間給1500円以上を」などの要求を掲げ、関東地区の3拠点で始業から1時間の時限ストを決行した。 スト拠点は、東京、千葉、茨城の3カ所で、当該組合員をはじめ支援団体、支援者が結集した。
NTTグループは毎年1兆円超す営業利益をあげ、それを持株会社に集積してきた。その結果、内部留保は10兆2000億円にのぼり、株主配当と自社株買いを合わせた累計額は5兆円を超える。これら15兆円超は労働者から搾りとったものである。こうした搾りとったお金の数%を取り崩せば、大幅賃上げや労働条件の改善、非正規労働者の正社員化は可能だとして、N関労は、3月12日と13日に二波の時限ストを打ち抜いた。
13日のNTT東日本本社前での突入集会にかけつけた全労協の中岡基明事務局長は、「裁量労働制の労働時間のデタラメなデータの発覚や森友学園国有地払い下げにおける国政の私物化で安倍政権の足元は崩れ始めている。安倍政権打倒に向け職場と地域から春闘を精一杯たたかおう」と挨拶した。
また、電気通信産業労働組合から、「3月14日に8時間働けば生活できる賃金を要求の柱にストを配置してたたかう」と連帯の挨拶があった。 NTT千葉支社前には、8時から組合員が集まり、横断幕とのぼり旗を掲げ、街頭宣伝で通行人に訴え、8時50分からのストライキ集会では主催者の秋島泰子千葉支部委員長が「労働者は低賃金で働かされている。私も再雇用で働いているが時給は950円。春闘で、働きやすい職場環境と生活できる賃金をよこせ」と訴えた。
18春闘後半の闘いとともに、モリカケ問題の徹底追及で安倍政権を退陣に追い込んでいきたい。
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