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2018.09.04
高浜4号機 再起動反対
『金と命 どっち!』     

門前で怒りの行動 〜放射能蒸気漏れ事故も〜 
    「原発うごかすな!実行委員会@関西・福井」は8月22日、福井県高浜町の高浜原発4号機ゲート前で、「高浜原発4号機起動(再々稼働)阻止!高浜現地抗議行動」を行った。

 高浜原発を望む展望台に結集した福井県や関西をはじめ伊方、川内原発現地からの市民70人は、高浜原発3、4号機ゲート前までの数百メートルを「大飯原発うごかすな!そのまま廃炉!」「危険なMOX燃料を使うな!使用済み核燃料プールを空にせよ!」とシュプレヒコールしながらデモ行進した。

 原発ゲート前の集会は、若狭の原発を考える会の橋田秀美さんの司会で進行し、主催者を代表して、若狭の原発を考える会の木原壯林代表が、「一昨日、高浜原発4号機で放射能を含んだ蒸気漏れ事故を引き起こした関西電力は、本日の高浜原発4号機の起動(再々稼働)を延期した。原発は人類の手におえないものであることを実証した。もはや高浜4号機はそのまま廃炉にすべきだ」と挨拶した。

 集会では気温37度という、高浜町でも今夏最高気温の下で、怒りの発言が相次いだ。

 福島の原発事故で放射能ホットスポットになった千葉県から一家で滋賀県に避難してきた山崎圭子さんは、「原発は必要という人がいるが、お金と命のどっちが大切か。絶対に再稼働はしてほしくない。もう二度と事故を起こしてほしくない。故郷で暮らせることが当たり前であってほしい。家族が一緒に暮らせることが当たり前であってほしい。子どもが子どもらしくしてほしい」と訴えた。

 その後、木原さんを先頭に代表団が高浜原発所長に関電会長・社長あての再々稼働中止を求める申し入れ書を提出し、その後も炎天下、2時間以上の抗議行動を継続した。

 そのなかでは地元の町議から、「美浜町をはじめ、反原発の議員が嶺南でたくさん増えた」との報告があった。また、伊方原発や川内原発現地で反対闘争を展開する仲間からの訴えがあり、近畿各地で反原発を闘う仲間も決意を述べ、反原発議員市民連盟関西ブロックからも挨拶があった。

 原発ゲート前での抗議行動は午後3時、再度の怒りのシュプレヒコールで終了した。 (稲村守=さいなら原発・びわこネットワーク)
     
       

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