「第12回 反戦・反貧困・反差別共同行動in京都 変えよう! 日本と世界」(主催=実行委員会)が10月2日、京都市の円山野外音楽堂で開かれ650人が参加した。
集会では集会実行委・代表世話人の仲尾宏さんが「私たちは運動の先頭に立つと同時に、新たな政治勢力形成の一環として、19年の統一地方選挙・参院選で、野党共闘を形成するだけではなく、運動圏を代表する闘う候補を擁立して闘うことも重要。改憲を目論み、戦争のできる国への道を歩み、差別と分断を拡大する安倍政権の打倒に向けて、共に闘おう」と主催者挨拶と集会基調を述べた。
次に中北龍太郎さん(戦争あかん!基地いらん!関西のつどい実行委員会)、福山和人さん(安倍改憲NO!アクション京都)が連帯挨拶を行い、福山さんが19年京都市議選で反戦共同行動などが支援し無所属で立候補する予定の白坂有子さんを紹介。続いて元衆議院議員の服部良一さんが政局を語った。
次に白坂さんを聞き手に、「アベノミクスの失敗と貧困」と題して雨宮処凛さん(随筆家・『週刊金曜日』編集委員)の講演トークが行われた。
沖縄から稲嶺進さん(前名護市長、「オール沖縄」共同代表)が講演し、稲嶺さんは「辺野古は軟弱地盤で活断層もあり、また建物の高さ制限があって辺野古に基地は造れない。10
月いっぱいで国交相が埋め立て承認撤回執行停止の命令を下すかもしれない。また新しい展開がなされると思う。それでも私たちは全国の皆さんと連帯を組んでこれからも頑張っていく。玉城デニーさんを知事に押し上げたようなパワーをもう一度見せてやろうではないか」と訴えた。
続いて安次富浩さん(名護ヘリ基地反対協共同代表)が辺野古の現地報告を行い、「私たちは、普天間基地に配備されているオスプレイをアメリカ本国に持って帰れと言っている。一方で横田基地にCV22オスプレイが10月1日に5機配備されている。CV22は特殊作戦用でMV22より事故が多い。これは横田から新潟まで山間地を飛んでいる。佐賀の漁民もオスプレイに佐賀空港を使わせないと頑張っている。岩国でもオスプレイ配備反対で頑張っている市民もいる。全国的に危険なオスプレイを日本から追い出す運動をつくろう」と呼びかけた。
川口真由美さんなどの歌の後、集会を終了し、「安倍やめろ」の大きな横断幕を掲げながら京都市役所前までデモ行進した。沿道で拍手してくれる市民もあった。 |