株主総会のピークを迎えた6月27日、東京・新橋に本社を置く日本通運の株主総会が開かれた。
労働契約法18条を無視して、無期雇用の転換申し込みができる18年4月1日の前日、3月31日にOさんは雇い止めをされた。物流のトップ企業である日本通運がブラック企業と化した。
27日午前9時、株主総会の会場になる日本通運本社前に当該ユニオンのお互いさま、支援者が集まった。日通本社前は、会社の要請で配置されたガードマンは10人を超えた。
ユニオンネットお互いさまと支援者は、整然と横断幕とのぼり旗を掲げチラシを配布した。出席する株主に対してマイクを持って、日本通運の「不当な雇い止め」の実情を訴え、「労働契約法18条」の潜脱行為をやめるべきと理解を求めた。
株主の反応は「チラシを受け取り」、実情を知ろうとする感じがした。 株主総会の本社前行動は、約1時間にわたり、支援者も含めたリレートークで、日本通運経営陣に「法の遵守」を訴え、株主総会出席者に対しては、「法を守り安心できる雇用こそが会社の発展につながる」などと訴えた。
チラシの受け取りも良好で、用意したチラシは全てはけた。
集会の最後には、雇い止めにあったOさんの職場復帰を日本通運はかなえるべきだと繰り返し、職場復帰が叶わなければ何回でも日通本社にはせ参じると訴え、ガードマンで固めた株主会場に向けて声高く要請した。
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