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  4. 2019.11.19
 
不当労働行為で争議が再燃
佐野SAでスト〜仲間を守れ!〜

  一度収拾したと思われた東北自動車道佐野SA(サービスエリア)の解雇争議は、再び正当なストライキを違法と決めつけ、賠償金請求とケイセイ・フーズ労働組合加藤正樹委員長に自宅待機を言い渡してきた。このためケイセイ・フーズ労働組合は11月8日、ストライキを実行した。午前7時、レストラン前(上り)には、組合員、支援者、報道関係者50名余りが陣取った。

 加藤委員長の退職勧告やストに対する賠償請求の撤回を求めて、潟Pイセイ・フーズにスト通告した。

 組合員は、「安心して働けるようにしてください」「加藤委員長の退職強要や自宅待機をやめてください」「ネクスコさん・ネクセリアさんはケイセイ・フーズを指導してください」「ストライキ決行中」の横断幕をかざして訴えた。「私たちをちゃんと働かせてください」女性の悲痛な叫びが上がった。

 ところがレストランから出て来た社長は「営業妨害だ!」と吐き捨て、会社の用意する要員とともに店に入り営業を続け、公然とスト破りをする。

 加藤委員長は、「抗議申し入れ書」を社長に手渡すためにレストラン内の事務所に入った。

 抗議申入れ書の要旨@業務命令には合理性がなく濫用だ、A公益通報を行った加藤に対する不利益な取り扱いは不当労働行為。

 しかし、社長は全く反応せず「自宅待機だから家に帰れ」と吐き捨てた。

 組合は、委託元のネクセリア東日本に指導を求める行動をとる。ストライキは連日続く。組合運動の経験のない人たちが頑張っている。支援の輪を広げよう。


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