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  4. 2020.10.06
 
壊憲NO! 96条改悪反対連絡会議 
労働運動の再生を決意      


 不当解雇されて30年「国鉄闘争から引き継ぐもの」9・9討論集会が9月9日、東京都内で開かれた。コロナでの会場制限があったが、90名を超えての参加があった。

 1047名が清算事業団から二度目の不当解屋を受けて30年が経ち、解雇撤回を掲げて24年間闘った国鉄闘争は日本労働運動史上貴重な労働争議で、その歴史と教訓を学ぶことは労働運動を再生していくために極めて重要と開かれた。

 壊憲NO!96条改悪反対連絡会議共同代表の関口広行氏(国労高崎地本委員長)は主催者挨拶で、「財務省の公文書改ざんで赤木さんが犠牲になった。彼はかつて、国労組合員。「分割・民営化」で公的部門に再就職した経歴の持ち主。赤木さんは二度の苦汁を飲まされた」と明らかにした。

 最初に二瓶久勝氏(元国鉄闘争に勝利する共闘会議議長)は「@当事者の決意が最も重要である。A大衆闘争と裁判闘争を実践する。B闘争解決には党派性は出さない。C支援組織(地域)が先行し、東京に攻め上げる闘いを展開したこと。D今後の課題は『労働組合と地域組織』がどう連携していくかにある」と迫力満点に訴えた。

 次に金澤壽氏(前全労協議長)は「情勢の変化に翻弄されてはならない。長期に闘い、全国津々浦々、地域との共闘が力になった」と強調した。

 最後に倉林誠氏(国労高崎地本書記長)が「当時の本部は『四党合意』をバラ色にして闘争団を惑わした。高騰地本は誰のための組合か国労の役割は何かを追求した。群馬でも共闘組織から地域の運動を軸としながら進めた力が解決の力となったと思う」と総括提起した。

 その後、会場6人から発言と質問があり、最後に二瓶氏の団結がんばろうで閉会した




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