「もう待てない!高校無償化朝鮮学校への自治体助成の拡充を!2・29京都集会」が2月29日、京都市内で開かれ、約120人が参加した。昨年11月に結成された「朝鮮学校と民族教育の発展をめざす会・京滋」が主催した。
集会では、共同代表の仲尾宏さんが「『無償化』適用除外、自治体の補助金凍結は思想・信条の自由にかかわる大きな差別である。この集まりは単に朝鮮問題を考えるだけではなく、日本と世界の世の中のあり方を考える契機にしてほしい」と主催者あいさつしたあと、京都朝鮮第三初級学校のドキュメンタリー映像が上映された。
そして、滋賀の朝鮮学校との交流・支援活動の報告が高野真知子さんによって、詩『ハッキョへの坂』ソウル朗読会と文科省・内閣府要請行動の報告が詩人の河津聖恵さんによって行われた。
中大阪初級学校オモニ会の李福順さんは「同じ国で同じ教育を受ける朝鮮学校の子どもたちに、日本学校の子どもたちと同じ権利を与えてください。当たり前のことを当たり前に実施してください。これ以上子どもたちに悲しい思いをさせないでください。私たちはこれからも粘り強く闘っていきます」と訴えた。
事務局責任者の佐藤大さんから、朝鮮学校支援基金を創設すること、朝鮮学校に対する自治体助成の制度・枠組みを維持・発展させることなど「めざす会・京滋」の活動方針の説明があり、集会を終えた。
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