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2014.08.05

キューバ革命の精神
モンカダ襲撃61周年記念


 
 7月26日、キューバのアルテミサ市でモンカダ兵営襲撃61周年記念式典が開かれた。1953年の同日、26歳のフィデル・カストロと100人を超す青年たちがバティスタ独裁政権の兵営を襲撃した。計画は失敗、殺害されなかった者たちは全員逮捕されたが、59年1月に革命は勝利、以来、キューバは米国による経済封鎖と闘いながら主権を守り、社会主義制度を発展させてきている。この日は「反乱の日」として祝日である。


 キューバ共産党のバルデス国家評議会副議長、バレリアーノ党アルテミサ支部第一書記など指導者のあいさつの後、小学校6年生のウェンディ・フェレルさんが「私たちは将来を切り開きながら、現在を生きている」と挨拶、彼女は「モンカダで倒れた同志のたち上に私たちは生きている」と語り始め、祖父母、両親、先生たちが1959年前には想像もできなかった社会に私たちは生きていると述べた。餓え・児童労働・人種差別主義の下で大学へ行くことは不可能であったが今、襲撃された兵営は学校になり、キューバの子どもはだれもが自らの才能を生かすことができる、殉教者は私たちの心の中に生きており、敬意を払い、革命を前進させていくと話し、「チェのようになろう!」と結んだ。


 モンカダ襲撃の思想的背景には19世紀の独立戦争指導者ホセ・マルティがいる。「殉教者は決して無駄に死んだのではない、いかなる思想も失われることはない」―
 その思想は21世紀の青年たちに受け継がれている。


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