8月18日から29日まで、米軍3万人、韓国軍5万人の兵員参加で「定例化」され、先制攻撃を狙った核戦争演習ウルチ・フリーダム・ガーディアンが強行された。同演習はコンピュータを使った世界最大の指揮統制演習である。
今年は豪、カナダ、コロンビア、デンマーク、仏、イタリア、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、英の10カ国及び中立国監視委員会が加わり、揚陸指揮艦ブルーリッジ、戦闘爆撃機F15Eが参加、「平壌の核・ミサイル脅威への『対処型抑止戦略』」が公式に適用された。スカパロッティ米韓連合軍司令官は「演習目的は同盟国パートナーシップとチームワーク向上」と述べ、戦時指揮権の韓国軍への移譲を試すとしている。
朝鮮民主主義人民共和国は、平和委員会が米韓両国に演習中止を要請するとともに朝鮮人民軍総参謀部スポークスマンが「危険きわまりない核戦争演習は反統一的・反平和的行為であり、高価な血の代償を払うことになるであろう」と声明を発表した。
8月15日、ソウルで「日本の集団的自衛権反対、朝鮮半島平和統一のための汎国民大会」が開かれ、参加者は「強力な平和の武器は南北の和解と団結」と主張。アジア競技大会の共同応援、対北制裁措置の解除、金剛山観光の再開、定例的な離散家族再会など平和と協力・共存を訴えた。
米「アジア太平洋リバランス戦略」の下、グアム島は「戦略的ハブ」として70年を超す占領状態が続く。その一方、日豪の防衛協力が強化されている
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