米韓合同演習が3月2日に始まった。「キー・リゾルブ(KR15)」は米軍兵士8600人、韓国軍兵士1万人の参加で3月13日まで、野外機動訓練「フォールイーグル」は米軍3700人、韓国軍20万人の参加で4月24日まで行われる。韓国国防部は、朝鮮民主主義人民共和国南西部から東海(日本海)に向けて2日、短距離弾道弾2発が発射され、海に落ちたと発表した。
前日1日は「3・1独立運動記念日」96周年で、パク・クネ大統領は演説で日本の政治指導者に歴史認識の改善を求めつつ、新たな歴史を開こうと呼びかける一方、「分断70年をこれ以上、繰り返すことはできない」と訴えたばかりであった。米当局はこの演習を「通常の軍事訓練」と主張しているが、訓練は米侵攻作戦「5027計画」をもとに核兵器まで動員した攻撃的な大規模演習で、地域の緊張を高めている。朝鮮人民軍スポークスマンは2日、「弁明の余地ない、自主権と尊厳に対する最も露骨な侵害、軍事的挑発」との声明を発表した。
KR15には米軍から最新鋭沿岸海域戦闘艦フォートワース、第7艦隊の旗艦ブルーリッジが参加し、公海上で訓練、さらに英、豪、仏、カナダ、デンマークの5
カ国の兵力と「休戦協定」義務の履行を監視するためとして中立国がオブザーバー参加している。
日本は2月1日、情報収集衛星レーダ予備機搭載のH―IIAロケット27号(27基目)を打ち上げ、成功した。
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