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2017.08.01
サンディニスタ革命38周年 
新自由主義反対闘争は続く



 
 ニカラグアでサンディニスタ革命38周年記念行事が開かれ、バスやトラックに乗った市民が首都広場に集合、サンディニスタ解放戦線(FSLN)の巨大な旗がひらめいた。
 1979年7月19日、FSLNは三代続いたソモサ政権の独裁体制を打倒した。しかし、米政権は「第二のキューバ」を阻止するため絶え間ない敵視・干渉政策を続け、内戦を誘発させ、「イラン・コントラ事件」という武器供給のスキャンダルまで起こした。戦争による国土の荒廃、ソ連邦消滅、経済制裁で人々の生活は窮乏化し、90年の総選挙でFSLNは敗北した。
 しかし、強まるばかりの新自由主義政策に反対する国民の支持により、06年11月の大統領選挙でオルテガFSLN議長が勝利、11年の大統領選挙・国会議員選挙でもFSLNが勝利した。


 「サンディニスタ」という名称は1934年に暗殺されたアウグスト・サンディーノから来ており、サンディーノ主義者の意味である。1927年から34年まで航空機をもった米海兵隊を相手に農民のゲリラ闘争で抵抗、撤退させた革命指導者である。米政権は「盗賊」と呼んだが、当時の米共産党は干渉に反対した。また中南米諸国民からは今も自由の「将軍」として敬意を集めている。


 同時に第23回サンパウロ・フォーラム集会が開かれ、各国の左翼政党および進歩政党から300人超が参加、十月革命百年・ゲバラ暗殺50年を記念する今年、団結して新自由主義反対闘争を継続する宣言を採択した。
 

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